|
|
|
|
皆様、お考えになったことはございますか・・・?
「何故、昔の家は長持ちしていたのに、最近の新築住宅は長持ちしないのか?」 昔の材料より、現在の材料が比べにならない程、進歩しております。 それにも拘らず現在の新築住宅の平均耐久年数は約30年と言われております。 世界と比べてもワーストとなっています。・・・何故? それには、切っても切り離せない、日本ならではの風土と今日に至った施工方法が 密接に関係しております。 《風土にあった家づくり》 〜 気候と家との関係 〜
私たちが住んでいる日本、それは世界でも類を見ない四季のはっきりした国です。 【夏の高温多湿】日本の年間平均湿度は約60%と言われ、最高90%近くまで上昇するとされており、日本の住まいづくりには、昔から湿気対策が大事とされてきました。
昔は『家をつくりやうは夏を旨とすべし』(家は夏のことを考えて造りなさい)と、この言葉で分かるように夏の暑さや梅雨の時期を快適に過ごせるよう、風通しの良い家がつくられてきました。風通しを良くする事により、湿気から家を守ろうとする考え方です。代表的な建築物で言うならば、奈良の『正倉院』です。高床の校倉造(あぜくらづくり)倉庫で典型的な風通しの良い家と言えます。 よって、何百年も経った現在でも、日本の環境に順応し存在しつづけております。 「昔の家は長持ちする」=「風通しの良い家」であったからです。 但し、風通しの良い家は短所もございます。 それは、夏は良いのですが、すきま風があらゆる所から入り込み、冬の寒さに人がどれだけ耐えられるかということです。暖かくする工夫はするものの 「家は長持ちして夏は良くても、冬は寒くて耐えられない!」 ・・・困ったものです。 そこで、人が夏も冬も快適に過ごせる家造りに重点が向けられ、又、電気機器のエアコン等の発達により、風通しの良い家ではなく『高断熱・高気密』の家づくりが中心となりました。すなわち、エアコン等の冷暖房機器により年中室内を一定温度にし冷気・暖気を逃さない考え方です。 「快適に過ごせる」=「風通しの悪い家」=「長持ちしない家」と言うことです。 また、気密性が高いということで昔の家ではみられなかった問題が、「シックハウス症候群」です。 家の中の有害な化学物質もこもりがちになりますので陥りやすくなります。 この問題は使用材料・換気により防げますが、カビ等が原因で「アレルギー症」となった場合などは、結露の問題が多く、湿気対策が必ず必要となります。 「高断熱・高気密」の家が悪い訳ではありません。相反する考え方かもしれませんが、「高断熱・高気密」でありながら「風通しの良い家」が理想的な家という訳です。そこで、工務店として考えるべき事は、日本独特の風土(四季・高温多湿)を理解する事です。材料の使い方・施工方法等を考える事はもちろん、現在の良い点・悪い点を把握し、昔ながらの技術・考え方・経験も生かしつつ建築をしていかなければならない事です。それにより理想の家が可能となります。 |
|